石黒由美子 [スポーツ]
2008年に開催された北京五輪シンクロナイズド・スイミングのテクニカルルーティンで4位に入った日本チーム。 このメンバー8人の中に、交通事故の後遺症を抱えながら競技に打ち込んできた選手がいたことはあまり知られていないかもしれません。 その選手とは、石黒由美子(いしぐろゆみこ)さんで、小学校2年生の時、母親の運転する車が交通事故に遭い、顔面を540針&口の中を260針縫う大けがを負ってしまうことになります。 その後、事故の後遺症から顔面麻痺や視力障害に苦しみ、心ない同級生から「フランケン」とまで呼ばれたこともありましたが、希望を失わずにシンクロに打ち込んだ結果、2007年スイス・オープンのソロで優勝。 北京オリンピック前の日本代表選考会では初めて日本代表に選出され、オリンピック初出場を果たしました。 また、幼稚園から高校までの教員免許を取得しており、現在は神戸大学大学院博士課程にて博士号取得を目指しています。
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