アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界 [経営者・起業家]
フランスの実業家として活躍したアルベール・カーン(Albert Kahn)。 1860年にドイツ・フランス国境のアルザスでフランス系ユダヤ人の家庭に生まれた彼は、南アフリカの金鉱とダイヤモンド鉱への投機で莫大な財産を築き、1898年に自らの銀行を設立することになります。 ただ、ドレフュス事件をきっかけに反ユダヤ感情が社会で芽生え始めたことにより、表舞台から退くことを決意。 その後、多様な民族・風俗をひたすら記録して世界映像資料館をつくることを夢見たことから、私財を投入して世界約50ヶ国へ写真家を派遣した結果、各国の様子を7万枚のカラー写真と100時間に及ぶムービーで記録することに成功します。 また、明治時代の財界人と交友関係があったことから、幾度となく日本を訪れたこともあり、大隈重信邸へ訪れて撮影したフィルムなどが残っています。 2008年1月にNHK-BS「世界のドキュメンタリー」で放送されたシリーズ「奇跡の映像 よみがえる100年前の世界」では、彼のコレクションが公開されて好評を集めました。
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